歯科 ＞ 歯内療法 ＞ 「逆」根管治療〜成功率90%以上の根尖病変治療法〜

内容紹介

なぜ、この「逆根管治療」は根尖病変の治療成功率が90％以上なのか？

講師

ポイント

※「もし、こんな患者さんが来院したら？」

ある日のこと。先生のクリニックに、ひとりの新患が来院しました。その患者さんは言いました。「他のクリニックで、何カ月も根管治療をしてきた」「でも、なかなか治らないので、ここにきた」検査を進めると、その患者さんは、通常の根管治療では治らないことがわかります。

歯根の形態が複雑すぎるのです。通常の根管治療では対応できない、根尖病変を抱えていました。先生は、従来の術式にそって「歯根端切除術」を試みます。ですが、残念なことに治療は失敗してしまいます…

※「歯根端切除術の成功率は50％以下」

先生は知っていますか？従来の歯根端切除術の成功率は、50％以下という報告があります。ようするに2人治療したら、1人は治らないのです。

エンドは、ただでさえ難しい治療ですが、歯根端切除術は、さらに難しい治療ということ。通常のクリニックでは、安易に手をださない方がよいのでは？と思ってしまいます。

ですが、歯科医師である以上、先生も、困っている患者さんを放っておけませんよね？そんな先生に、ぜひ学んでいただきたいのが「逆根管治療」です。

※「逆根管治療の成功率は90％以上」

ここで言う「逆根管治療」とは「マイクロエンドサージェリー」のこと。歯根端切除術と同じで、歯茎を切開し、根尖部を切断したあと、根充する技術ですが「マイクロスコープ」を使うことに特徴があります。

従来の歯根端切除術の成功率は50％以下ですが、「逆根管治療」の成功率は90％以上。一般の根管治療では対応できない根尖病変を、高い確率で治せます。

この国内では、ほとんど学べる機会がない「逆根管治療」を今回教えてくれるのが佐藤先生。佐藤先生は、長年国内外の歯内療法を専門的に学び続け、歯内療法を知り尽くした「エンドのスペシャリスト」です。

国内で学べる機会がほとんどない、成功率90％以上の根尖病変治療法「逆根管治療」とは？

• マイクロエンドサージェリーの定義
• なぜ、マイクロエンドサージェリーが必要か？
• 複雑な根管系
• 従来の歯根端切除術 VS マイクロエンドサージェリー
• 根尖部のアプローチについて
• 逆根管治療の適応症について
• 逆根管治療の概要
• ドキュメンテーションの目的
• 保存療法 VS 抜歯インプラント
• 大きな根尖透過像があった症例の解説
• 左下6番のマイクロサージェリー術後1?8年経過症例
• 根尖病変の治癒で、どのようにして役立つか？
• 根尖切除を伴う逆根管治療の術式
• オペ映像で学ぶ(左上5番の根尖病変症例）
• マイクロエンドサージェリーのもっとも重要なポイント
• 治療クオリティを決めるポジショニングの技術
• 上顎におけるポジショニング
• 下顎におけるポジショニング
• ポジショニングにおける上顎VS下顎の比較
• CTガイデッド・エンドドンティック・サージェリー(GES)とは？
• CTを用いた治療について
• 逆根管治療の問題点
• CAD/CAMサージカルテンプレートを使用
• オペ映像で学ぶ(GESの症例）