歯科 ＞ 歯内療法 ＞ 根管充填のパラダイムシフト～加圧根管充填からシーラー依存型根管充填へ～

内容紹介

なぜ、30分かかっていた彎曲根管充填でもたった５分で、より美しく緊密に根管充填できるのか？

講師

ポイント

※ 根管充填を難しくしている真犯人とは？

従来の根管充填では「垂直加圧根管充填」と「側方加圧根管充填」が一般的です。これら「加圧根管充填そのもの」が、根管充填を難しくしている原因だとしたら、どうしますか？

※ 加圧根管充填の問題点とは？

実際、加圧根管充填は、ステップが多く操作が複雑で難しいですよね。たとえば、加圧根管充填では、収縮するシーラーを使用します。

この収縮による影響を最小限に抑えるため、加圧してシーラー層を薄くする必要がありました。

この技術はとても難しく、術者の経験や技術力で大きな差が生まれますし、加圧する分、時間もかかります。

さらに、根管と接着しにくいため、後々、漏洩による再感染が起きやすいリスクも否めません。

つまり、従来の加圧根管充填は、テクニカルエラーが発生しやすく、術者の経験値や技術力で結果に差が生じやすいのです。

※ マッチドコーンテクニックがすべて解決

なぜ、マッチドコーンテクニックなら誰でも短時間で、美しく緊密な根充を可能にするのか？ その理由は、従来の加圧根管充填が持つデメリットを、大きく払拭しているから。

マッチドコーンテクニックでは、「微膨張するシーラー」を使用します。つまり、これまでのように、シーラー層を薄くする必要がなく、煩わしい加圧操作も不要なため、短時間で根管充填できます。

最終形成ファイルと同一形態をしたガッタパーチャを根尖まで１本入れるだけ。術者の技術力に強く依存するステップが省かれるため、正しい手順で行えば、誰でも、同じ結果がだせます。

さらに、この術式は、根管との接着性がすばらしく、漏洩や再感染のリスクもほとんどありません。以前のシーラーと比較すると、生体親和性が向上していることも大きなポイントです。

今回この最新技術が北村先生から学べるDVDを制作しました…

たった5分で、より美しく緊密に根充する方法。誰がやっても一発で完璧な根充が可能に！

• 歯内療法で求められる２つの考え方
• 側方加圧充填法で緊密な根管封鎖に及ぼす要因とは？
• 太いスプレッダーのリスク
• スプレッダーの適切な荷重をご存知ですか？
• 樋状根における根管充填
• 1本で3次元根管充填が可能なサーマフィル法
• ガッタコアピンクとは？
• いろいろな垂直加圧充填法（症例有り）
• 支台築造は、どのように変化したのか？
• 密着性シーラーと接着性シーラーの問題点
• 各種シーラーの封鎖性について
• スーパーボンド根充シーラーの弱点とは？
• 結合性シーラーについて
• 根管充填のパラダイムシフト
• 根管充填の目的は、どのように変わったのか？
• モノブロック化とは？
• 根管治療は、どのように変遷しているのか？
• 以前の根管充填のゴールデンスタンダードを疑う
• マッチドコーンテクニックとは？
• 彎曲根管の攻略法
• 新しいファイルと従来のファイルとの違いとは？
• J字型の透明根管模型を使った拡大形成と根充のデモ
• マッチドコーンテクニックのキモ
• 超シンプルで美しい根管充填法