価格 | ¥44,980【税込49,478円】 |
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講師: | 米澤智洋 |
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セクション数: | 3セクション |
収録時間: | 156分 |
特典: | レジュメデータ(PDF) |
制作・販売元: | 株式会社 医療情報研究所 |
多飲多尿の鑑別診断、まずどこまでやりますか?
米澤智洋
2005年東京大学大学院博士課程修了 現在:東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医臨床病理学研究室 准教授
多飲多尿の犬や猫。遭遇する機会の多い症状ですから、毎日のようにそうした動物を診られていると思います。先生は、どのように診断をつけていらっしゃいますか? 真剣に鑑別診断リストを検討し、すべてを除外して診断をつけるとなると、動物や飼主様に相当な負担を強いることになります。そこで、実際にはどこかで妥協して状況に応じた検査で疾患の確定/除外をすることになります。
腎泌尿器疾患をはじめ、糖尿病・副腎皮質機能亢進症・甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、子宮蓄膿症などの感染症、高カルシウム血症や高カリウム血症などの電解質異常・・・。多飲多尿の原因疾患は実にさまざまです。よくある疾患から珍しい疾患まで含めると、多飲多尿から考えるべき原因疾患の数は20を超えます。これを普段の診療の中でどう鑑別していくべきでしょうか。
経験豊富な先生方には「今さら感」のある話題かもしれませんが、正書やWSAVAのガイドラインで、初動でどこまで調べるべきとされているかをおさらいするいい機会かもしれません。また、若い先生方の中には日々の臨床の中で「これで本当に充分なのか?」「もっと詳しく検査しなくていいのか?」と、判断に迷うこともおありかと思います。そんな先生にぜひ見ていただきたいと思います。今回お伝えすることが、先生が日々行う多飲多尿の鑑別診断の中で少しでも助けになれば幸いです。